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消しゴムからおもふこと

ふと思い出した。

うちの妹の小学校3・4年のときの担任の先生は、黒縁の牛乳瓶の底のような眼鏡をかけたおじいちゃんで、随分ノンビリした人だった。

生徒が文房具などの忘れ物をする。いいよ、消しゴムくらい、先生のを貸してやるからね、と、ある物なら貸してくれていたらしい。
まぁうちの妹はしょうもない子で2つ上の私にもいろいろ借りに来てたから、先生にもいろいろ借りてたに違いない。

かたや、忘れ物表など作ってあって、一つ忘れ物をしたらシールを貼られるような熱い(?)先生もいた。

大人になってちゃんとした社会人になるために、忘れモノをしないようにというしつけもある程度は大事かもしれない。

でも私はうちの妹にはその先生が合ってたと思う。

忘れ物なんかにこだわるよりも、もっと大事な他のところがきっと伸びたんじゃないかな。その先生の下で育った子達は。私だったら自分の子は、多少ダメ子ちゃんでもダメ男くんでも、こんな先生のところでノビノビと育ってほしい。

ちなみに、冬でも子供は元気に体育は半袖でやれと強制してくる教師も多かったこの時代。
このおじいちゃん先生は、「寒ければいろいろ着てやってもいいよ。でも服が汚れるから一番上は体操着を着なきゃだめだよ。」、と言ってたとか。みんなジャンパーの上から半そでの体操着を着てたりしたんだって(笑)
それから、学校の学の字はこのクラスの子達は旧字体で覚えてたっけ。

そんな話を、わが子と消しゴムについての深い悩み(?)を語ってくれた人が思い出させる。
by chihiroparis | 2009-02-28 00:33 | petite histoire

主にバレエ評


by chihiroparis