La Princesse de Cleves - クレーヴの奥方
2009年 03月 14日
Salon de Livre (ブックフェア)がパリで現在開催されているが、
「"Je lis La princesse de Cleves"(”クレーヴの奥方”を読みます」というバッジが作られ、
なんでもある意思表示として皆がつけているらしい、と。
よく意味が分からないので、いろいろ読んでみると、ふむふむ。
どうやら、サルコジが「”クレーヴの奥方”などというような小説を読む意味なんぞない」
という発言を通して、古典文学・文化の学習を批判した、ということらしい。
なるほど。
パンテオンの前ではこの発言を批判すべく、教員・学生により「クレーヴの奥方朗読マラソン」なるものが催されたとか。
ははは。おフランスというイメージよりも私の中のフランスはそう、そういう感じよ。
こういうちょっとうざったいくらいのフランス、私、好きよ。
それから、目下大騒ぎになっている大学改革案(大臣の名をとって通称”ペクレス法”と呼ばれる)に反対する意味で、この小説がエリゼ宮(大統領府)に送りつけられたとか。
ははは。
よし、「クレーヴの奥方」、読みますか。