Qu'est ce qu'est le danseur étoile? d'après Aurelie Dupont
2017年 05月 20日
新エトワールユーゴ・マルシャン をゲストに迎えてのLa grande table(というFrance Cultureのラジオ番組)にて、オペラ座ディレクター オレリー・デュポンが考える「エトワールとは」というくだりがあって面白かったので字起こししてみました。
端的に言ってエトワールとは、他の人が持ってないちょっとしたプラスの「何か」を持ってる人だとのことですね。それは必ずしも技術的なものではなくて、舞台上でどうしてもその人に目が行ってしまう「何か」がある人。説明できないのよね、ってなんども言っていますがまぁそうでしょうそうでしょう、主役ってそういう人がやらないと観てる人もつまらないですもんね。
最後の"C'est dégueulasse parce que tout le monde ne l'a pas." が笑えます。そう、誰もが持ってるものじゃない。
代役で急遽渡日しての舞台で任命されたマルシャン。それゆえ全く任命は期待もしていなかったし本当に驚いたそうですし、もちろん嬉しくて感動したとのことですが、今までの道のりを共有して来た家族や友人と共にその喜びを分かち合えない場所にいたので・・・と決して失礼にならない言い方をしながらもやっぱり本拠地で任命して欲しかったのだろうなぁという気持ちが言葉の端々から伝わってくるお話でした。
by chihiroparis
| 2017-05-20 01:45
| ballet+danse