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フランスで公共機関に行くのに適切な曜日とはいつなのか。

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オペラ座の「くるみ割り人形」の配役が出たため、ダッシュで窓口にかけつけた。

とある日の18時20分。
窓口が閉まるのは18時半。
ギリギリセーフ!と思った日本人の私は甘かった。
「もう今並んでいる人だけでも多いからダメです。」と入り口で警備員に言われる。

まぁ、でも私もそれなりにフランス滞在も長い。
そんな一言でああそうですかと帰るような、従順で心美しき旅行者とは違う。
その辺をウロついてからシラっとした顔で結局列に加わった。

さて、18時半。
フランス人の行動としてはごく当たり前だが、係員は、時間ピッタリに窓口を閉めた。
並んでいる人がいようがいまいが、彼の仕事は18時半までしか払われていないのだ。

しかし、私の前にいた3人のマダムもまたフランス人なのである。
だまって引き下がるわけがない。
私の期待どおり、3人はわめきだした。

「もう何度も来たけどいつもいつも閉められるのよ!!!」(じゃぁ早くくればいいじゃないか)
「電話もつながらない、ネット売りは売り切れ、どうしたらいいのよ!」(だからもっと早く窓口に来ればいいじゃないか)
「私はパリに住んでんじゃないのよ!わざわざ来たのよ!」(だからぁ、そんな買い物袋持ってさ、どこかお買い物してたんだろうしさ、もっと早くくりゃ良かったじゃん)

応戦する彼も負けてない。
「でも、私は18時半にここを閉めるのだ!」

あーだこーだあーだこーだ。
かれこれ、10分はやりあったであろう。

10分も結局帰るの遅くなってるんだし、そんな間に5人分くらい売ればいいじゃないか。

と思うのだが、そこは、時間を費やしてでも譲れないポリシーなのだ。

結局10分後に、「じゃぁ、3人だけ対応します。」と彼。
おお、折れた。感動。そんなこともあるのだ。

しかしチヒロは4人目だった。
後ろの5人目のお姉さんも帰らないので、とりあえずジっと懸命な目で待ってみる。
結局、警備の人に
「ボン、じゃぁその二人も対応して、それで本当にお終いだから、あとは帰らせて。」

というわけで、我ら5人目までは対応してもらえたのであった。
待ってみるもんである。
すごすご帰るようじゃやはりこの国では欲しいものも手に入らないし、必要な用事もいつまでたっても済ませられないのである。


さて、こんな経験は書き出したらキリがない。
大学の登録がまだオンラインでない数年前、16時まで登録可能だと書いてあったので
ある金曜日の15時に窓口に行った。

長蛇の列を整理しているお兄さん、「もうこれだけの人数を17時までに処理できないから終わり。」

憤慨し、「ならそういうこともあると書いておくべきでしょう。16時までって書いてあって1時間前の15時に来た人を並ばせすらしないって!」などとそれなりに反論をしつつも、
フランス暦の短かった私はこれまた従順な中国人の友人とスゴスゴ帰ったのであった。

これを憤慨しつつフランス人に話すと、皆、

「まぁ~、でもー、金曜の午後に公共機関に行くっていうのもねぇ・・」

どうやら週末を前にしたそんな曜日にそんなところに行くほうが悪いという反応であった。


なかなかどうして。この国にはものの本などには書いてない掟がいろいろあるのである。

そんなところにずっといても、まだまだ私はかわいらしい日本人、と思っていたのだが、
去年京都で、「チヒロさんの交渉力ってばすごいですね」と言われ、
そうか、私は知らないうちにそんな力をつけていたのか、と知ったのであった。
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by chihiroparis | 2009-11-24 06:08 | ma vie quotidienne | Comments(0)

2009オペラ座昇進コンクール結果(女子) 追記(男子)

出ましたね。公式HPからコピー。( )内は年齢。


Première Danseuse
Mademoiselle Ludmila PAGLIERO (26 ans)
Sujets
Mademoiselle Amandine ALBISSON (20 ans)
Mademoiselle Héloïse BOURDON (18 ans)
Mademoiselle Sévérine WESTERMANN (28 ans)
Coryphées
Mademoiselle Laure-Adélaïde BOUCAUD (20 ans)
Mademoiselle Aubane PHILBERT (21 ans)
Mademoiselle Valentine COLASANTE (20 ans)


エレオノール(ゲリノー)がいないのが意外ですが、
ほとんどがやはり、入団当時からわりと注目され、そして普段から使われているダンサーである、
という意味においては”順当”なのでしょうが、まぁ見た人はいろいろ異論もあるみたいですね。
今年は永年勤続功労のような昇進がなく、本当に若者ばかりが上がった感じ。


注目はなんといっても、ここまでスピード昇進できたリュドミラがプルミエールにまで
あっという間に到達したことでしょうか。
彼女はアルゼンチン人。オペラ座入団前はチリのサンティアゴバレエ団で踊っていたそうです。
入団当時、「白鳥の湖」で花嫁候補の一人に抜擢されて踊っているのを
A子嬢が注目して「なんかスカートさばきのすごく上手な子がいる」って発見してきたのが懐かしい。
先日のジゼルではペザントで安定した踊りを見せていました。


それにしてもこの年齢をながめても、
このバレエ団、世界一若い(平均年齢25歳だったか)といわれているけれど
ほんとに・・・つくづく・・・若い!


後日追記。
男子結果。HPよりコピー。

Premiers Danseurs
Monsieur Josua HOFFALT (25 ans)
Monsieur Vincent CHAILLET (25 ans)
Sujets
Monsieur Florimond LORIEUX (22 ans)
Monsieur Fabien RÉVILLON (23 ans)
Coryphées
Monsieur Yann CHAILLOUX (25 ans)
Monsieur Adrien COUVEZ (28 ans)
Monsieur Mickaël LAFON (21 ans)

ジョシュアがとうとうプルミエになりましたね。
プルミエで落選した面々を見ると、本当に激戦という感じで。
どの人がなっても良かったように思うほど皆活躍しているような。

プルミエ以外の階級だと、個人的にはマーク・モローとか結構使われてたのに上がれなかったのか、とか
やっとアドリアンが上がって嬉しい、などなど。活躍している人は上がった人以外にもたくさんいるので挙げていけばキリがない。

いつも鑑賞記録のときにも書きますが、全体的に昔よりレベルが下がったという批判もあるようですし
まぁ実際そうなのかなと観ていて思うときもありますが、
トップレベルはともかく、やっぱり各階級の層の厚さが他のバレエ団とは全然違う。
女子の上がれなかった面々を見てもそう思います。
いくらプリンシパルが上手でも、末端までこれだけのレベルというバレエ団は他にないと私は思いますが。
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by chihiroparis | 2009-11-20 07:08 | ballet+danse | Comments(0)

おそろい

@Lisbonne
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by chihiroparis | 2009-11-09 23:59 | Voyage dans le monde | Comments(0)

多様性-diversite

@aeroport de Lisbonne
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by chihiroparis | 2009-11-09 23:52 | reflexion sur... | Comments(0)