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杉本文楽 曾根崎心中

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メトロでもあちこちで見かけた杉本文楽のポスター。

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文楽におけるコンテンポラリーだという評判の杉本文楽。
見たいと思っていたがなかなか日本では予定が合わず残念に思っていたところ、パリでTheatre de la Villeにて上演していたので見ることができた。
さすがDanseでもいつもいつも前衛的なものを取り上げ、興味深いプログラムを組んでくるTheatre de la Villeだ。

お客さんの9割以上がフランス人。ほぼ客席も埋まっているしすごい人気だ。

あでやかな着物、CGも使った斬新な演出、それに伝統の繊細な人形遣い。
手の先まで、まるで生きているかのようなその動きに、終演後はスタンディングオベーションが。

日本食といい、MANGAにアニメといい、一部のマニアのものではなくもはや日本文化はミックスカルチャー都市パリの一部を構成している気がする、と言ったら言い過ぎだろうか。
いずれにせよ、このような企画が客席をほぼ満席に出来るということが嬉しい限り。
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by chihiroparis | 2013-11-24 00:00 | culture | Comments(0)

Merci

大好きなMerci.
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パリに戻ると一番違うなって感じるのが野菜や果物の味。
帰国してから数年経って、最近は戻るたびにシンプルなものばかりを好んで選んでいることに気づいた。
サラダとか、生ジュースとか。
手の込んだものは最近日本のビストロも美味しいですからね☆
最近一番感動したのは友人宅で出してくれたアーティチョークかな。茹でて手作りマヨネーズつけて、ああ幸せ。食べるのに夢中になりすぎて、あらやだ、写真がなーい!笑 
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by chihiroparis | 2013-11-21 23:25 | gourmet/gourmand | Comments(0)

マッツ・エク「カルメン」シルヴィ・ギエム×東京バレエ団、「エチュード」東京バレエ団

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↑画像はLyon BalletのHPよりいただきました。登場人物が何人も葉巻を吸ったり、叫んだり、実にカッコいい作品です。
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さんざんオペラ座も見ているのですが、どうもオペラ座のこととなると書き残すのに気合いが入るらしくなかなか書けなくていけません。

とりあえず見たばかりのマッツ・エク版「カルメン」シルヴィ・ギエム×東京バレエ団、でも。
カルメン:シルヴィ・ギエム、ホセ:マッシモ・ムッル、M:高木綾、エスカミーリオ:柄本弾、オフィサー:木村和夫
あたりが主要キャスト。

古典におけるジェンダーの役割固定に異議申し立てをするかのような作品(「ジゼル」)や、登場人物の心理の一面を肥大化したような作品(「白鳥の湖」)など、古典の読み替えで鋭い知性を発揮する振付家、マッツ・エク。わたくしがもっとも好きな振付家の一人である。
「カルメン」はこれらの作品に比べると、話への独自の理解という意味ではそこまで個性的ではないのだろうが、舞台構成と振付という意味では非常に彼らしい強烈な作品だろう。登場人物が実際に葉巻を吸ったり、叫びわめいたり、ギラギラした衣装をまとったり、動きがへんてこりんだったり(エスカミーリオの色男ぶりとか)と、エクワールド炸裂である。見たアナタは必ずニヤリとしてしまうことだろう。

とにもかくにもまずは日本でエク作品が上演されたことが喜ばしく、見られただけでも幸せ。しかも、正直あまり期待していなかったのだが、何とも素晴らしい舞台であった。ベジャール作品に果敢に挑戦し続けてきたことなどで積み上げられた東京バレエ団の力がエク作品で花開いたかのようだった。

特筆すべきは高木綾と柄本弾。
一人だけエクの言語を使いこなしていた高木綾の素晴らしいこと。
エク言語の特徴としては、力強く深い2番プリエ、登場人物の意志をその脚だけで表すかのような個性的なデヴェロッペとそれに付随される真っすぐに伸びる腕、などが印象的だが、同時に、肩甲骨から肩にかけてを非常に柔軟性を持って用いながら、合わせて首の出し入れを行う、この動きによって、人物の様々な心情を巧みに表現する、ということがあげられる。
この、肩甲骨から肩にかけての柔軟性を一人だけ習得していてエクの世界をひときわ切れ味鋭く描きだしていたのが高木だった。なんと素晴らしく知性溢れる踊りだったこと。

そして、日本にこんなダンサーがいることがとても嬉しくなった、柄本弾の強烈な存在感。
クラシックでないこういう作品で、このような強い個性を持って役を演じられる人については(これは他のカンパニーの感想でも良く書くことだが)、多少どこかしらの動きの中で基礎の欠如なんかが見られたところでまったく気にならないのである。強烈な個性と物語を作り出せる力を持った人というのはそうそういるものではないからである。

ギエムは、良くも悪くも、ギエムのカルメン、であった。天才というのはそういうものかもしれない。何を踊ってもルグリだったし何を踊ってもギエムなのである。しかし年齢を考えると驚異的な踊りである。個人的には彼女の個性である無機質さというのがあまりカルメンらしくない気がしてならない。何しろ、アナ・ラグーナの大ファンである私なので、もう少し土臭いカルメンが好みなのだ。ラグーナといえば指導に来ていたようで、客席で見かけて実に興奮した。

前回この作品をギエムで見たのが、リヨン・バレエとのコラボレーション@シャトレ座なのであるが、コールドは断然リヨンバレエが厚みがあって良い。東京バレエ団のコールドは、女性が可愛らしすぎた。具体的に言うと、エク言語の使用に躊躇があって、上半身がお上品すぎて使い切れていなかった。

ホセのムッルは色気ムンムン。何度かギエムのお相手として見ているがこんなに良いと思ったことは初めてである。マノンのデ・グリューでは違和感を感じたのは、あれはイタリア男のお色気が過ぎたのか。

それにしてもこのような作品を上演できる力と個性があるカンパニーだということを心から評価したいし、同時にそれは、なぜそれなのにプロとしてお金を取って見せるレベルではない「エチュード」のようなクラシック作品を踊ることにこだわるのか、という批判にもなる。これは悪口ではない。それならばこのカンパニーを見に行かなければよいのだから。エクやベジャール作品で見せる素晴らしい一面を持ちながら、セット上演で出来てもいないことを有料で披露することを、前者を評価するだけに残念に思っているのである。 
いろいろとクラシックにこだわりたい事情があるのは想像できるが、それならばもう少しクラスレッスンをきちんとすべきだと感じた。特にソリストの足先の処理など基礎的訓練が明らかにおろそかにされている他、ベテランがレビューのように顔で踊っていて、さらにそれが若手で登用されている人にも引き継がれているのが気になった。後ろのほうにそれなりの人がいるのにとりわけ登用されている人がひどいというのは、登用が才能ではないものによるものと想像するが、私は内情を知るものではないのでこれは想像にすぎない。
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by chihiroparis | 2013-11-21 22:18 | ballet+danse | Comments(0)

London ーfood&balletー

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3年ぶりのロンドン。

イギリスはもはやまずくない!(笑)
むしろいろいろ堪能した!
ホテルのサロンでのアフタヌーンティーはもちろん、フランスでも人気展開しているベルギーのカフェチェーンLe pain quotidienもいくつも出来てたりして、数年来ないだけで随分と変わるものです。

そして、パブ。
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パブは、詳しい方に連れて行っていただいて、ちょっと自分だったら「会員制かしら?」と思ってしまって入れなさそうなところに。パブってこんな美味しいご飯を食べられるところだとは知りませんでした。
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バレエシーズン前だったのでロイヤルバレエは見られなかったけれど、バック・ステージ・ツアーに参加。17ポンドで、ロイヤルオペラハウスの中を案内してもらえるツアーです。
もちろんお目当てはバレエクラス!
シーズン開幕直前だったこともあって、ほとんどのプリンシパルダンサーが勢揃いしたクラスを見学することができるという幸運に恵まれました。もう、他のところの説明はいいからここだけにずっといたい!バレエクラスだけのツアーやってほしい!と切実に思います(笑)。
飛ぶ鳥を落とす勢いのスティーブン・マックレーももちろんお稽古していて。無精ヒゲ生やしたままでしたが(笑)。カスバートソンがお稽古場でもやっぱりひときわ輝いていたのが印象的でした。

そして、ミュージカル三昧もして。堪能堪能。お買い物編はまた今度。
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by chihiroparis | 2013-11-04 17:17 | Voyage dans le monde | Comments(0)